今日は、ハイティンクの3番です

とりあえず、データから。

マーラー作曲 交響曲第3番

コンセルトヘボウ、キャロリン・ワトキンソン(アルト)  1983年Live

アバドの演奏と比較すると、対象的にハイティンクのコントロール下の名演。ハイティンクマーラーを聴いていると、ときおり違和感のあるテンポの動かし方をするところが印象的で、これはハイティンクのコントロール下である証と言えるように思います。

指揮ぶりはカルロス・クライバー・タイプですね。カルロスと違う点は表現の現し方がクライバーほどではないにしても、拍子の指示が非常に明確であることでしょう。

1983年の演奏ですから、このときは54才くらい。まだまだ身体は動きますから、キビキビしています。

マーラーの複雑な音楽を拍子も表現も余すところなく指揮してる。

凄い運動神経だ。

オーケストラもしっかりとハイティンクの求める音楽を必死に奏でようとし、成功している。

ここでは、ハイティンクが主役ですね。