今日からは一日に一曲聴こう、クラシック!

マーラー交響曲第8番を聴きました。「千人の交響曲」と言われてる奴。千人、とは多分「たくさん」という意味だと思います。

演奏しているのは指揮がハイティンク、オーケストラはコンセルトヘボウ(オランダ語で「コンサートホール」のことだと思います)、コーラスがなぜかロンドンからフィルハーモニアの合唱団、1988年アムステルダムでのライブ。

古いね。

これを聴いてひとつ分かったことがあります。これは交響曲というより合唱曲、オラトリオみたいなものなんだ、ということです。

前半は「グロリア」と賛美の言葉を歌い上げ、後半はゲーテファウストの最後の場面、ファウストがグレートヒェンや天使に救済されて天上に導かれるシーンだね。

演奏は楽しかった。全体的に早めのテンポで、長い曲なのにだれるところは無し。お手本みたいな演奏。満足感は十分。ただ、盛り上がる曲なので、感動の大きさはやや小さ目。

でも、ハイティンクマーラーの全体的な印象だね。

最後に、ラストの...zieht uns hinan「...われらを高みへと導く」のところ、ソプラノ2人が続けて最高音を出さないといけないんだけど、どちらも一発で出せなかった。ものすごく難しいのは分かっているけど、好みは出して欲しかったなぁ。

ごめんなさいら偉そうなことを言って…