2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧
よくワグナーをCDやDVDを聴きながら、歌を口ずさむことがあるんですが、たとえば、ワルキューレ第一幕終盤の「冬の嵐」なんかですが、どうしても音楽についていけないところがあるんです。 特に、速いパッセージなどは難しいんです。 ところが、ある時、いつ…
デッカによるワグナーの『ニーベルングの指環』全曲録音は事件でした。 それまでもワルターやフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュの指揮での計画はあったそうですけど、実現には至らなかったらしい。 時代はステレオ録音の時代になりました。デッカが…
1991年1月27日の演奏。 ロンドン・フィルだから、テンシュテットとは名コンビですね。 独唱はハンス・ゾーティンほか8人、合掌はロンドン・フィル合唱団ほか。 なにせ、千人で演奏しなければならないんですから、全部書きあげるのはご勘弁ください。 楽譜の…
さて、ジークフリート誕生秘話の話です。 男がひとり疲れ切った様子である家に辿り着きます。 そこにその家の奥さんが現れて、なぜか男を介抱する。 「水をください」という男の求める通りに奥さんが水を取りに行き、与える。 この間結構長い間、歌がなく、…
テンシュテットという人 東ドイツの人、なんていうと古い、みたいですけど、まだまだドイツでは、アクチュアルな話のようです。 1971年に西側に来てから、ドイツの歌劇場で音楽監督をしてたらしい。 1974年にボストンで注目。 以後は、ドイツ系の、例えば、…
とりあえず、データから。 マーラー作曲 交響曲第3番 コンセルトヘボウ、キャロリン・ワトキンソン(アルト) 1983年Live アバドの演奏と比較すると、対象的にハイティンクのコントロール下の名演。ハイティンクのマーラーを聴いていると、ときおり違和感のあ…
アバドのマーラーはいいですね。 今回の交響曲第一番「巨人」の演奏もルツェルン音楽祭でのLiveです。 2009年の演奏です。 アバドは2000年に胃癌にかかって復活したわけですが、こんな大事件を知っていると、演奏とも絡めたくなります。 本当は必要ないこと…
ニーベルングの指環はラインの黄金から造られた指環をめぐる神々族と小人族{ニーベルング族)と巨人族の三つ巴の争いの物語です。 ライン川の底に眠るラインの黄金が小人族のアルベリヒに奪われるところから、物語が動き出します。 それをワルハラ城の建設…
いつもマーラーを聴いているわけではありません。 先日、車の中でイ・ムジチの四季を聴いて、改めてその良さを感じましたが、これはまた別の機会に。 ワグナーも聴きました。例のショルティのDecca版。1960年の録音で、ジークムントはジェームス・キング、ジ…
マーラー:交響曲第3番ニ短調アンナ・ラーション(メゾ・ソプラノ)/アルノルト・シェーンベルク合唱団/テルツ少年合唱団クラウディオ・アバド/ルツェルン祝祭管弦楽団 2007年8月19日(ライヴ)/ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター アバド…
オーケストラはウィーン・フィルです。Liveです。 この曲は世界最長の交響曲ということで、ギネスに載った、という話を聞きました。 本当かどうかはさておき、確かに長い交響曲です。 それに加えてバーンスタインの演奏は緩徐部分がともかく遅い。 などと思…
演奏はクラウディオ・アバド、ルツェルン音楽祭管弦楽団、2006年夏です。 6番はマーラーの交響曲の中ではあまり人気がないらしい。しかし、私は今現在、マーラーの中でこれが1番好きだ。 6番というとはじめからオーケストラが吠えまくるというイメージだが、…
クレンペラーの「大地の歌」の話はしました。第一印象、こうも違うものか、という今更のような驚き。 クレンペラーのときソロのクリスタ・ルートヴィヒが印象的、と言ったが、今回もメゾはクリスタ・ルートヴィヒ。 そういえば、テナーはヴァルデマール・ク…
カラヤンとマーラーがどうにもイメージできない。5番がある、9番がある、なるほどね、なんて勝手に言ってます。でも、6番もあるんだよね。他は、今のところ、知りません。5番、6番は追々。 今日は9番を聴きました。 やっぱ、しっくり来ない。でも、そればか…
曰く付きのバーンスタインとベルリンpoの1979年のLive。 実は聴く前、その曰くを知りませんでした。そういえば、バーンスタインとベルリンpoは珍しいな、程度で。 印象的には、ベルリンpoのノリが悪いな、バーンスタインがかなり頑張って引っ張ろうとしてい…
1979年のLiveとあるから小沢征爾は44才くらい。 パリのサン・ドニ大聖堂でのパリ管との演奏。 ボストンの音楽監督になって5年目、ヨーロッパでの活動も盛んだったころ。 さて、こんな分け方は良くないと思うけど、器楽的かオペラ的に分けると、小沢の8番はオ…
マーラーが千人の交響曲の後に書いた交響曲「大地の歌」、でも交響曲というよりも「不思議な角笛」のようなオーケストラ付きの六曲の歌曲集。 指揮はクレンペラー、フィルハーモニア管弦楽団、メゾはクリスタ・ルートヴィヒ、テナーはフリッツ・ヴンダーリヒ…
ハイティンクの演奏を聴いて、1000人はミサ曲かオラトリオ、なんて感じたけど、ショルティを聴くと、これはオペラだ、とまで思ってしまった。 思い込み過ぎかなぁ…、でも、これからはその見方からマーラーの8番を聴こうと思います。 第一部、グロリアと讃え…
マーラーの交響曲第8番を聴きました。「千人の交響曲」と言われてる奴。千人、とは多分「たくさん」という意味だと思います。 演奏しているのは指揮がハイティンク、オーケストラはコンセルトヘボウ(オランダ語で「コンサートホール」のことだと思います)…