マーラーの交響曲第9番を聴きました

曰く付きのバーンスタインとベルリンpoの1979年のLive。

実は聴く前、その曰くを知りませんでした。そういえば、バーンスタインとベルリンpoは珍しいな、程度で。

印象的には、ベルリンpoのノリが悪いな、バーンスタインがかなり頑張って引っ張ろうとしているのにベルリンpoが付いてこない、という感じ。

一楽章は悪くなかった。そして、二楽章のレントラー、まるで三拍子がレントラーらしくない、三楽章のフモレスケもちっとも微笑むことができない。

四楽章になってようやくバーンスタインらしさが出てきた。最後は良かったですよ。

この組み合わせだから演奏の質は一級品だけど、その上を期待する方からすると、あれ、どうしたんだろう? と思いたくなる演奏でした。

聴き終わってから、こんな曲だったっけ、とばかりに他の演奏を描き直したほど。

後で調べてみると、バーンスタインとベルリンpoの顔合わせがこのマーラーの9番一度だけになったのには、少々訳ありだったみたい。それが演奏と関係があるかどうかはわからないけど、その訳あり、曰くは別に書きましょう。