今日はワルキューレ第一幕前編、気分を変えてワグナー

いつもマーラーを聴いているわけではありません。

先日、車の中でイ・ムジチの四季を聴いて、改めてその良さを感じましたが、これはまた別の機会に。

ワグナーも聴きました。例のショルティのDecca版。1960年の録音で、ジークムントはジェームス・キング、ジークリンデはレジーナ・クレスピン、フンディングがゴットリープ・フリック。オーケストラはもちろんウィーン・フィルです。

そう、もう皆さんはお分かりですね。テナーとソプラノとバスの3人しか登場しないんですから、聴いたのは楽劇「ワルキューレ」の第一幕だけです。

ワグナーの「ニーベルングの指環」を一気に聴こうと思うと、時間もかかって大変だけど、最近よく見かけるようになったコンサート・ピースとしてワルキューレの第一幕を聴くのはいいですよ。

2、3年前ペトレンコとバイエルン放送交響楽団N響も数年前にやってますよね。

何より有名なのは1963年のウィーン芸術週間でのクナッパーツブッシュウィーン・フィル、テナーはフリッツ・ウール、ソプラノはクレア・ワトソンの第一幕。これは大好きです。

オペラ・タイプの指揮vsコンサート・タイプの指揮

こんなふうに分類して聴くのも一興かも。

ちなみに、意外に思われる向きもあるかと思いますが、20世紀後半の二大巨頭、ベームはコンサートタイプ、カラヤンはオペラタイプに、私は、入れています。

さて、今日聴いたショルティですが、前に

マーラーの8番で、これはオペラタイプだ、と書いたのですが、このワルキューレ第一幕のショルティはコンサートタイプに分類しましょう。

ショルティという指揮者、今主流のコンサートタイプ、あるいは、コンクールタイプの指揮者と比べるとオペラタイプに聴こえますが、昭和的、って、昭和で世界を語るなと叱られそうですが、ともかく昭和的にはコンサートタイプに聴こえます。

ちなみに、千秋真一はコンサートタイプでしょう、多分。

ちょっと長くなりました。次回に回しましょう。