いよいよ老舗、バーンスタインの3番です。

オーケストラはウィーン・フィルです。Liveです。

この曲は世界最長の交響曲ということで、ギネスに載った、という話を聞きました。

本当かどうかはさておき、確かに長い交響曲です。

それに加えてバーンスタインの演奏は緩徐部分がともかく遅い。

などと思って演奏時間を調べると、アバドハイティンクがだいたい101分に対して、バーンスタインは103分、その差2分程度なんです。

そんなでもないんです。

でも、極端なことをいうと、緩徐部分はクレンペラーの7番くらい遅く感じました。

私、factは参考程度で、自分の感覚を信じる方なんで。あくまでもバーンスタインは遅い、です。

4楽章は白日で、モチーフの重なり合いを楽しむどころか、前のモチーフを忘れてしまうほどに遅いので、重なってこないんです。

それでも終盤になって、バラついたモチーフのパッチワークがまとまってくると演奏もまとまってきました。終わった瞬間に始まった拍手が、終わりを待ちきれなかったぞ、とばかりに被り気味に思えたのは私だけ?

さて、何年、何十年間に何度となく演奏してきたバーンスタインに敬意を払いつつ、自分の受けた印象が正しいかどうか、これからも注意していきたいと思います。